北原真理「リズム・マム・キル」

るかは新聞記者の母親、恵令奈(えれな)と二人暮らし。
12歳の誕生日の翌日、家に押し入った殺し屋のヤタによって母は重傷を負わされ、るかも拉致される。
ヤタの目的は恵令奈が探りだしていた、政治家一族の御曹司の醜聞にあった。


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冒頭からいきなり暴力描写。
登場人物が揃いも揃って一癖も二癖もあって、ちょっと失敗したかと思うくらいだったのだけど、息つく間もない急展開の連続はエンタメとしてはなかなか。
12歳の子供を主人公にしてちょっとどうかというところもあったり、賛否別れそうな話ではあるけれど、味わい深い読み味。