なめこ印「ベルサイユの獅子/絶対記憶者の俺が未来知識で過去と義妹の運命を変えるIF戦記」

21世紀の記憶を持って、18世紀ヨーロッパに転生した主人公。
幼くしてカルロレティツィアの「ヴォナパルテ夫妻」に拾われ、やがてふたりの間に生まれた少女、レオナと義兄妹となる。
彼の知るナポレオン・ボナパルトに当たるはずの彼女は、“史実”の通り英雄を志して軍人となり、そしてやはり史実通り歴史は革命と戦争へとむかう。

異世界転生もので歴史改編もの、ラブコメ分もあり。
ナポレオン戦争を多少なりと知っていると、「え、そこをそんなにはしょっちゃうの?」や「○○やらないんかい!」となるところはあるんだけど、3時間弱でさくさく読みきれるお手軽感。

 

イギリス海軍好きとしては、レオナの終生のライバルっぽく登場したネルソンことネルの出番があんまりないのが残念なんだけど(○○やらなかったから!)、それは続刊に期待しろということなのかな。